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升たかさんの個展に寄せて ① 「一人舞台」

9月26日
読了時間: 2分

更新日:10月3日


升たか作 帯留「キング文」

10月17日から始まる升たかさんの個展に寄せて、作品や制作にまつわることを少しずつご紹介します。


升さんは、20代に劇団・天井桟敷の劇団員を経てイラストレーターとなり、50歳を過ぎてから陶芸の世界へ入り、常に表現者として歩んでこられました。


升さんと出逢ったときには、まさか帯留を制作していただけるとは思ってもいませんでしたが、鎌倉で初めてお会いし、京都のアトリエにも来てくださり、ご縁あって制作いただけることとなりました。


最初の制作終えられた際に、小さな作品、見る人の視線が集まる帯留は =一人舞台= のようなもの。その制作には思った以上に集中力がいるね、と笑顔でおっしゃったのが印象的でした。一人舞台に上がったモチーフたちは、平面に描かれた器のときとはまた違う表情です。表面を彫刻のように造形し、側面にまで装飾を施されているものも。染付にとどまらない細やかな仕事が作品にさらなる奥行きを与え、一つひとつの「個」をより鮮やかに浮かび上がらせています。


作品は帯留だけの用途だけではもったいなく、ブローチに(洋服の後ろから安全ピンを通すことでブローチ使用ができます)、お守りに、アートとして・・・使う方のみたてであらゆる楽しみ方ができる作品です。こういう絵柄は、男性の羽織紐の飾りにしてもおしゃれかもしれませんね。


帯留「キング文」升たか


升たかプロフィール

1946年 長崎県生まれ

1967年 劇団・天井桟敷入団

1976年 サンフランシスコ・アカデミーオブアート留学日本イラストレーション展銀賞

青木繁記念大賞展大賞ほか、受賞多数。

1997年、50歳を過ぎて作陶を始める2000年より各地のギャラリーで個展を中心に活動                         





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