作り手=小西由奈=
- 7月19日
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更新日:7 日前

最初に小西さんの作品に出逢ったのは昨年春。
伝統工芸大学校の 卒業・修了作品展を見に行った際、その美しさに思わず足が止まり、長い時間見入った「蘭亭曲水硯箱」でした。技術の高さ、細かさはもちろんのこと、特に惹かれたのは精緻な技術もですが、題材からもわかるように(取材元は池大雅の蘭亭曲水)その渋い感性です。その題材の情緒感が感じ取れるような蒔絵の表現力を見て、小西さんの帯留は美しいはず、と夢想したところ、縁がめぐり制作の話が進みました。打ち合わせや時間をかけて少しずつ上がってきたものは、どれも想像を超えて素敵なものばかり、実際に見て触れていただく中で丁寧に紹介していきたいと思う作品です。
画像の帯留も意匠、色彩共に雅趣があります。形は蝶番、中に表現された蝶の舞う姿は縁起も良く、静謐な上品さの中に凛としたものを感じます。作風は、渋いものだけでなく、若い女性らしい感性で表現された「千鳥」や「瑞雲」シリーズは可愛いく、そのギャップも魅力。最近上がってきたばかりの猫、「温猫(うーにゃん )」も、思わず頬が緩むような可愛さです。 ただ、ネットショップなどでのご紹介は予定にないことと、madocaのオープンは月に2、3日だけの為、一人でも多くの方にご覧いただけるように、こはく https://kogei-kohaku.jp/ の得意先にもお取り扱いいただける準備をしております。とはいえ、小西さんは、日頃は工芸に関わる仕事をしながらの制作活動。帯留は木地の制作から手掛けていて、蒔絵は完成までにかなり時間を要すること、数自体も一度に沢山できるものではない為、どうしても限られた範囲でのご紹介となっています。madocaの会期中は短いですが、細かい部分まで丁寧に作られた帯留をごらんください。
小西由奈
京都伏見区出身 京都伝統工芸大学校蒔絵専攻2025卒業/卒業制作作品展出品作品「蘭亭曲水硯箱」□京都府教育委委員会 教育長賞受賞 □ヴァン クリーフ&アーペル デザイン スカラーシップ2024 選出品 工芸を取り扱う仕事に携わりながら制作活動を行う


